前回はエプソンのプリンターでベタ面の多いデータを印刷してみた結果を載せましたが、今回はカラーの細かめのデータを印刷した結果を載せたいと思います。
こちらのデータを印刷してみました。
適度に細かい文字やカラーのベタ面などが含まれていて、濃い色から薄い色までいろいろな色が使われています。
まずは100均の紙です。
セリアの厚口トレーシングペーパーです。
ごくわずかに黒の部分が滲んでいるところもありますが、薄い色のところなどはあまり滲みは気になりませんでした。
次はセリアの薄い方のトレーシングペーパーと、ダイソーのトレーシングペーパーです。
やはり黒の部分を中心に、滲んでしまっています。
次はコクヨのトレーシングペーパーです。
どれも色の濃い部分は滲んでしまっています。
次はSAKAEテクニカルペーパーのSトレーシングです。
55g/㎡、75g/㎡、85g/㎡、95g/㎡、105g/㎡の紙はほとんど滲まずに印刷できましたが、それ以外は滲んでしまいました。
次はクロマティコとクラシコです。
この3つはどれもかなり滲みました。
次はクラフトメーカーのトレーシングペーパーです。
stampin upのものはかなり滲みましたが、papertreyinkのものはほとんど滲みませんでした。
次はインクジェットプリンター用のトレーシングペーパーです。
ふたつともまったく滲まずにきれいに印刷できました。
最後は桜井のカラーIJトレペ 90g/㎡です。
これも、よく見ると黒の部分が若干滲んでいますが、ほかはほとんど滲まずに印刷できました。
『追加』
Bazzillのペーパーでも試してみました。
こちらは黒の部分がごく一部滲む箇所がありましたが、細かい文字などは滲まず、比較的きれいに印刷できました。
カラーのデータの滲み具合はほとんど前回のベタ面のデータと同じでした。
黒などの濃い色、ベタ面などのインクの広い面はやはり滲みやすいようです。
薄い色でベタ面の少ないデータを印刷すればあまり滲みは気にならないかもしれません。
ということで、あえて全面ベタ面を印刷するとどうなるか、試してみました。
まずは普通のデータでは滲まなかったSトレーシング 75g/㎡です。
一見きれいに印刷できているようにも見えますが、全体的に黒っぽく、輪郭もぼんやりしています。
おまけにローラーにインクがついて汚い跡がついています。
次はSトレーシングの85g/㎡です。
やはり暗く、ぼんやりした輪郭になっています。
同じ紙でインクを薄くして印刷してみました。
色は多少明るくなりましたが、やはり輪郭はぼんやりしています。
次はベーススプレーをかけてから印刷してみました。
スプレーのないものよりは輪郭は少しはっきりしましたが、
それでも全体的に暗いです。
次はコクヨの40g/㎡の紙です。
予想通り、滲んで輪郭もぼんやりしており、ローラーの汚い跡もついてしまっています。
最後にインクジェットプリンター用のトレーシングペーパーに印刷するとどうなるか実験してみました。
SAKAEテクニカルペーパーのインクジェットプリンター用トレーシングペーパーです。
さすが専用紙だけあって色も明るく、輪郭もくっきりです。
汚いローラーの跡も付きません。
コクヨの40g/㎡のものと比べると違いは歴然としています。
やはりエプソンのプリンターにこういうデータを印刷するには、高くてもインクジェットプリンター専用のトレーシングペーパーを買わないといけないようです。
次回はキャノンのプリンターに印刷したデータをupします。
家庭用プリンターでトレーシングペーパーに印刷する ~エプソンインクジェットプリンター編・後編~ 追記あり
木曜日, 6月 22, 2017
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