2017年6月22日木曜日

家庭用プリンターでトレーシングペーパーに印刷する ~エプソンインクジェットプリンター編・前編~ 追記あり

今回はエプソンのインクジェットプリンターで印刷した時、紙によってどんな違いがあるのかを実験していきます。

まずはこちらのデータを印刷した結果を載せていきます。
印刷設定は”普通紙 標準”で、背面給紙トレイから手差し印刷です。


まずは100均のトレーシングペーパーからです。
セリアの厚口トレーシングペーパーです。


ほんのわずかですが、インクの多いベタ面の部分に滲みが見られます。
印刷するデータによっては滲みがひどくなるかもしれません。

インクジェット用のベーススプレーをかけてから印刷してみました。


なぜかあまり効果はないようです。

次はセリアの薄い方のトレーシングペーパーです。


ものすごく滲んで黒い枠の中の小さな文字がつぶれてしまったりしています。

同じようにベーススプレーをしてから印刷してみました。


先ほどよりは滲みが少ないですが、ローラーにインクがついて関係ないところが汚れてしまったり、あまりきれいとは言えません。

次はダイソーのトレーシングペーパーです。


こちらもセリアのものと同じでかなり滲みがひどいです。

同じようにベーススプレーをかけてから印刷してみました。


セリアのペーパーに比べると滲みがかなり抑えられました。

次はコクヨのトレーシングペーパーです。
まずは一番薄い40g/㎡のものです。


薄いトレーシングペーパーはかなり滲みがひどいです。
ここまで滲みがひどいと、ベーススプレーをかけてもあまり滲みは改善しません。

次はコクヨの50g/㎡のものです。


40g/㎡のものと同じぐらい滲みました。

次は同じ50g/㎡の高級タイプのものです。


紙の質が違うので、同じ厚さでも多少ましですが、それでも滲みはひどいです。
これもベーススプレーをかけて印刷もしてみましたが、滲みは多少改善するものの、全く滲まないとまではいきませんでした。

次はコクヨの60g/㎡の紙です。


こちらも50g/㎡のものより多少はましですが、かなり滲んでいます。

次はコクヨの75g/㎡の紙です。


先ほどまでのものに比べるとかなりましなような気がします。

試しにベーススプレーをかけて印刷してみました。


かなりきれいに印刷できるようになりました。
このぐらいなら印刷する目的やデータによっては許容範囲かもしれません。
でも、ベーススプレーはA4 1枚当たり9円ほどになりますので、せっかくお値打ちな紙を使っても、スプレーすることでかえって高価になってしまうこともあって、注意が必要です。

次はコクヨのインクジェットプロッター用の紙です。


期待していましたが、普通の75g/㎡の紙と滲み具合はほとんど変わりませんでした。
わざわざこの紙を使う必要はないかも。

ここからはSAKAEテクニカルペーパーの紙です。

まずはSトレーシングの45g/㎡の紙です。


さすがに紙が薄いとかなり滲みが目立ちます。

次はSトレーシングの55g/㎡の紙です。


滲みがなく、きれいに印刷できました。

次はSトレーシングの75g/㎡の紙です。


こちらもほとんど滲まずにきれいに印刷できました。

次はSトレーシングの85g/㎡の紙です。


この紙はわずかに滲みますが、まあまあきれいに印刷できました。
この紙はベーススプレーをかけると滲みがほぼ押さえられました。

次はSトレーシングの95g/㎡と105g/㎡の紙です。



この二つは滲まずにきれいに印刷できました。

次はSトレーシングの135g/㎡と160g/㎡の紙です。



今までがきれいに印刷できていたので期待したのですが、厚さが厚くなってくるとまた滲んでしまいました。
そしてやはりここまで滲みがひどいと、ベーススプレーでもあまり滲みは改善されませんでした。

次はSAKAEテクニカルペーパーの貼合わせSトレーシングです。


先ほどあまり滲みのなかったSトレーシングの55g/㎡の紙を表面に貼ってあるとのことなので、期待しましたが、かなりの滲みようです。

次はクロマティコのホワイトです。


これもかなり滲みました。

次はクラシコの105g/㎡と175g/㎡の紙です。



この二つもかなり滲みます。

次はクラフトメーカーの紙です。
まずはstampin upのホワイトベルムです。


これもかなり滲みます。

次はpapertreyinkのvellum cardstockです。


この紙、ものすごく分厚いので、すごく滲むのではないかと思っていましたが、どういうわけかほとんど滲まずにきれいに印刷できました。
問題は海外のサイトからしか購入できないので、送料がかなりかかるため気軽に入手できないことです。

次はインクジェットプリンター用の紙です。
まずはSAKAEテクニカルペーパーのインクジェット用トレーシングペーパー 135g/㎡です。


やはりインクジェットプリンター用というだけあって、とてもきれいに印刷できます。
ただ、値段もほかの物に比べるととても高価なので”ここぞ”というときのために使うという感じでしょうか。

次は森本化成の紙語楽インクジェット用トレーシングペーパー 85g/㎡の紙です。


この紙もインクジェットプリンター用というだけあって、とてもきれいに印刷できます。
ちなみにこの紙は染料インク、顔料インクのどちらも印刷可能となっています。

最後はいただき物の桜井のカラーIJトレペ 90g/㎡の紙です。


こちらの紙はインクジェットプロッター用で、インクジェットプリンター用ではないため、目を凝らしてみるとわずかに滲んでいるところもありますが、ほぼきれいに印刷できました。
ただ、残念なことに廃盤になってしまったようで、在庫限りで終了とのことです。

『追加』
Bazzillのペーパーも試してみました。


目を凝らすとごくわずかに滲みがあるようですが、papertreyinkのペーパーと同じような仕上がりになりました。

ここまでをまとめると、エプソンのプリンターはあまりトレーシングペーパーとの相性はよくなさそうですが、紙を選べば、滲まずに印刷できるものもあるという結果でした。

ちなみにここまでは印刷設定を”普通紙 標準”に設定しましたが、”写真紙”などにしても滲みは抑えられませんでした。

コクヨの75g/㎡の紙で設定を”写真光沢紙”にして印刷してみました。


滲みは全く抑えられず、黒のところが赤黒く光ったような感じになり、”普通紙”設定の方がましな結果になりました。

ここまでの結果をまとめると、エプソンのEP808ARで滲まず印刷できた紙はこの紙でした。

まずはストレスなくきれいに印刷できるのはこの二つ。
SAKAEテクニカルペーパーのインクジェットプリンター用トレーシングペーパーと森本化成の紙語楽インクジェットプリンター用トレーシングペーパーです。


さすがにインクジェットプリンター用というだけあって、とてもきれいに印刷できます。
この二つは片面にしかインクジェット用の加工が施されていないので、表裏を間違えないように注意が必要です。
(裏に印刷するとどうなるのか、少し興味はありますが、もったいなくて実験できていません...。)

こちらのペーパーも滲まずにきれいに印刷できました。
SAKAEテクニカルペーパーのSトレーシング55g/㎡、75g/㎡、95g/㎡、105g/㎡です。


Sトレーシングペーパーは厚さによって滲んだり滲まなかったりがあるようなので、自分の持っているプリンターと相性の良い厚さを探すのが大事かもしれません。
コクヨのトレーシングペーパーに比べると多少高価ですが、インクジェットプリンター用のものと比べるとかなりお値打ちです。

次はごくわずかに滲むが、印刷内容によっては気にならない程度と思われる紙です。
SAKAEテクニカルペーパーの85g/㎡、papertreyink の vellum cardstock、桜井のカラーIJトレペ90g/㎡、Bazzill white vellum 40lbです。



SAKAEテクニカルペーパーのものはほかの厚さの滲まないもので代用できそうです。
paperteyinkやBazzill、桜井のものは海外サイトでのみ購入可能だったり、廃盤だったりと、入手がやや難しいので、今手元にあれば使えるけれども、これから何としても手に入れたいというものでもなさそうです。

以上、エプソンのインクジェットプリンター編・前編でした。
後編ではカラーの細かいデータを印刷するとどうなるか試していきます。

0 件のコメント:

コメントを投稿