家庭用プリンターでトレーシングペーパーに印刷するシリーズ、最後はキャノンのインクジェットプリンターでカラーのデータを印刷してみた結果です。

こちらのデータを印刷してみました。



最後はキャノンのインクジェットプリンターとトレーシングペーパーの相性についての実験結果です。

キャノンはエプソンと違い、ほとんどのトレーシングペーパーがきれいに印刷できました。

まずはベタ面多めのデータです。

キャノンの染料インクと顔料インクと両方の黒インクを搭載している場合は、写真などを印刷するときは染料インクの黒、文章などを印刷するときは顔料インクの黒を使用しているようなので、染料インクを使うようにする設定が必要です。
詳しくは”家庭用プリンターでトレーシングペーパーに印刷する~プリンター編~”を参照してください。
今回は印刷設定を”普通紙 標準”にして、背面給紙トレイから手差し印刷しました。



前回はエプソンのプリンターでベタ面の多いデータを印刷してみた結果を載せましたが、今回はカラーの細かめのデータを印刷した結果を載せたいと思います。

こちらのデータを印刷してみました。



今回はエプソンのインクジェットプリンターで印刷した時、紙によってどんな違いがあるのかを実験していきます。

まずはこちらのデータを印刷した結果を載せていきます。
印刷設定は”普通紙 標準”で、背面給紙トレイから手差し印刷です。



前の2回で、今回の実験に使用したプリンターと紙について解説しました。
今回はいよいよそれぞれの紙に実際に印刷するとどうなるかを載せていきます。

インクジェットプリンターについての結果を載せる前にカラーレーザープリンタの結果を載せようと思います。

カラーレーザープリンターはトナーと呼ばれる樹脂を紙に焼き付ける形で印刷していきます。
なので基本的に、紙によって滲んだり滲まなかったりするということはないようです。
そこで、すべての紙を試すのではなく、代表的な紙を数種類試してみました。

まずはセリアの厚口トレーシングペーパーです。


きれいに印刷できました。


今回は実験に使った紙について説明していきます。

今回の実験に使用したトレーシングペーパーは次の27種類です。
今回は、比較的手に入れやすくて使いやすいものということで、A4サイズで1ロットの枚数があまり多すぎないものを選びました。
10社のメーカーからいろいろな厚さの紙を選んで試してみました。

ここで紙の厚さの表記について少し解説します。
以下に記載されている紙の厚さはすべてg/㎡(坪量)で表記してあります。
坪量というのは、印刷業界などでよく使われている紙の厚さを表す単位の一つで、1平方メートル当たりの紙の重さをgで表したものです。
用紙が厚くなればなるほど重量が増していくので、紙の厚みと同じような意味合いで使われていますが、純粋な意味での紙の厚さとは少し違います。
しかも用紙によって密度が違うので、違う種類の用紙では、坪量が同じだからといって紙の厚さが同じわけではありません。

イメージとしては、市販のコピー用紙が64~68g/㎡、官製はがきが209.5g/㎡です。

それでは、個別の紙について解説していきます。

(以下に記載されている値段はすべて税込みの定価です。実際はもう少し安く買えることもあります。)


今日はチビトロニクスから離れて、クラフトに関する基礎実験をしてみたいと思います。

今回実験するテーマは”家庭用プリンターでトレーシングペーパーに印刷する”です。

きっかけは家庭用のプリンターでトレーシングペーパーに印刷するとき、キャノンのプリンターだと滲まずに印刷できるのに、エプソンのプリンターだと滲んでしまうという記事をネットで見たことです。

ちょうどいいことにうちにはキャノンとエプソンのインクジェットプリンターがあり、さらにカラーレーザープリンターもあるので、この3台のプリンターで実験をしてみることにしました。

まずは使用するプリンターとトレーシングペーパーについてです。

注意:もともとインクジェットプリンターでトレーシングペーパーに印刷するのはメーカー推奨というわけでもなく、下手をすると紙が中に巻き込まれて取れなくなったり、インクがローラーについてしまって紙が汚れるようになったりなどトラブルが起きる可能性がありますので、あくまでも自己責任でお願いします。
また、インクジェットプリンターも、同じメーカーでもプリンターの型番が違えば使われているインクも違うので単純にキャノンだから、エプソンだから必ずこの実験と同じ結果になるとは限りません。
大事なものを印刷する前は必ずご自身でテストプリントしてみることをお勧めします。


Next Post新しい投稿 Previous Post前の投稿 ホーム